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たんの絵日記

2014年07月06日

軽トラはたんとこめこを乗せてどこまでも走るであろう

軽トラはたんとこめこを乗せてどこまでも走るであろう

それはたんとこめこの引っ越しだった。

引っ越しをするために、軽トラをかりたのだった。

ぼろぼろで古くてたまに止まってしまう。

すわればせまくて、背筋が垂直になってしまい、マニュアルなのでガクンガクン。

そんな軽トラだった。


来る日も来る日もたんとこめこはふたり、軽トラに乗ってゴミを捨てたり荷物を運んだり。


ある日は、悟りを開いたお坊さんのような気分で乗った。

ある日は、プンプン怒っていた。

ある日はこてんぱんにがっかりしたかと思ったら、また次の日にはもう大笑い。

泣いても怒っても笑ってもたんとこめこはふたりで軽トラに乗っている。


ふたりでいれば、何が起こっても大丈夫なのだった。

きっと何かが起こって大丈夫じゃなくてもそれはそれで大丈夫なのだった。

それでよいのだった。


結局きっと、これからもたんとこめこは軽トラに乗ってふたり、いつまでもはしり続けるのだった。

楽しいことを発見するのが得意なたんとこめこは、
いつでもふたりいっしょで幸せなのだった。

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